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海外就職するなら再考を。

現地採用列伝ネタは小休止して、まじめに現地採用で働くことに関して意見を書きたいと思います。

タイは進出日系企業も多いし、(JETROのデータ参照)コールセンター等は外国語能力なしでも採用してもらえる可能性が高いそうです。
常夏だし、日本より安い家賃で良い所に住めるし。
LCCが発達してるのでアジア圏内の旅行は本当に行きやすいと思う。

海外就職を進める人は本当にいいことばかり書いていますが、それ以上に犠牲にするものも多いと思います。
これは自分でなんとかすれば解決できると思いますが、全てを賄おうとするとやはり思い描いてた生活と違うという壁にぶつかることになると思います。
給料が5万バーツから10万バーツという一般的な水準範囲内だとかなりカツカツの生活になるのではないでしょうか。

確かに自分も日本に帰任となってかなり浦島太郎状態で、会議や報告書にうんざりしている部分もあって、またタイや海外駐在に戻りたいなという気持ちが芽生えてますが、でも現地採用は避けたいとどうしても思ってしまうのです。

一番心配事は病気。
駐在員は海外旅行保険に会社のお金で入れますが、これを自分で掛けるとなると、年間13万円程度必要となります。
月々約4,000バーツ。
会社によっては一部現地の医療保険に加入してくれますが、この保険ではカバレッジが少なすぎて、サミテベート病院やバンコク病院等にかかるのは難しいと思います。
一度高熱で入院したことがありますが、一泊で3万バーツ位した記憶があります。
もし大病した際のことを考えるとやはり日本の社会保険制度は充実してます。
仮に現地のがん保険みたいなものに別途加入するとなると、月1,500バーツ位は必要です。

次に年金。
日本の年金制度なんて貰えるかどうかわからないじゃんと言う方もいますが、現実サラリーマンだったら厚生年金加入なのでそれなりには貰えるはずです。
実は現地の養老年金はかなりリターンが良いものがありますが、これにお金をかけるにも10,000バーツ以上のものに入らないと老後悠々自適というレベルには到達できないのではないでしょうか。
(年金についてはもっと調べます。)

そして一生独身ならいいですが、結婚して子供ができた時の問題。出産費用はもちろん、その後もお金がかかります。
タイ人として育てるのであれば、そこまでお金がかからないかもしれませんが、日本人として育てるとなると幼稚園、日本人学校、将来的に日本に留学させる形になると、相当の出費が見込まれます。日本で子供の生活は誰が面倒見るの?という問題も出てくると思います。

かなり大雑把で申し訳ないですが、医療保険、年金その他の保険だけで15,000バーツ程度は最低でも必要だと思います。
それプラス家賃等を考えると、月に25,000バーツ程度の固定費は避けられないと思います。

仮に給料が5万バーツだとすると税金等引かれて手元には15,000バーツ程度しか残らないかもしれません。

これだと海外旅行に行ったり、ゴルフやスパ、定期的に居酒屋で日本食を楽しむというのはかなり難しいのではないでしょうか。

日本に嫌気がさして、行くときは勢いで行けるかもしれませんが、老後や人生設計を考えるとけっこうシビアな世界だなと改めて感じます。

下記のでいぜろさんの動画インタビューに出てくる方も、現地採用になったけれども、現実は厳しいかなというような意見でした。
【暴露】月給10万円でタイで贅沢ができるのか?元コールセンター勤務者にリアルを聞いて見た〔#183〕


海外就職は若いうちに経験としてというスタンスでなら、一概にダメとは言えないかもしれませんが、前途多難だと思います。

日本で早期退職で残りの人生は現地採用で働く、日本で精神的につらすぎて無理など相当な切羽詰まった理由やタイが大好きでいつまでも居たい等の理由がないとやはりどこかで行き詰まってしまうのではないかなと思います。



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